女性にとって、何かと気になる点の多いVライン。
そこに、もしもしこりのようなものがあったら?ただでさえ、デリケートな部分のVラインです。同性であっても、なかなか他人には相談しにくいですよね。
でも、原因をしっかり見つけて対処をすれば、それほど怖がる必要はありません。
ここでは、Vラインにしこりがあったときにはどうすればいいのか。その点について、詳しく見ていきたいと思います。
Vラインのしこりは1種類だけじゃない?まずは原因を確認しよう
じつは、Vラインのしこりといっても症状が出る原因はさまざまです。
そのなかでも、皮膚や脂肪、筋肉などが凝り固まってできるしこりは、あまり心配する必要はありません。誰にでも、ごく日常的にできてしまうものです。
ほかにも、風邪を引いたりすることで、鼠径部のリンパ節が腫れることがあります。このようなしこりは、生理前にホルモンのバランスが崩れることでも見られます。これらも、放置しておいてもあまり問題はありません。
ただし、同じようにリンパ節が腫れるケースでも、悪性リンパ腫の場合は命にかかわる病気なので注意が必要です。
また、性感染症や鼠径ヘルニア、変形性骨関節症といった病気でも、症状としてVラインにしこりが見られることがあります。
Vラインのしこりの原因が分かったらこんな対策が必要
Vラインにできたしこりは、原因によってそれぞれ対策が異なります。
皮膚にできるアテロームや、脂肪が固まった脂肪腫については、いずれも良性腫瘍です。ですから、特に治療する必要はありません。
基本的には生活習慣を見なおして、皮膚へのダメージに気をつけていれば、自然に治っていくでしょう。
リンパ節の腫れについては、体内に侵入した細菌やウィルスなどを撃退するための免疫反応のひとつです。ですから、回復するにしたがってしこりも自然と引いていくでしょう。
一方、性感染症や鼠径ヘルニア、変形性骨関節症などでできるしこりは、病気自体を治さなければ症状はおさまりません。いずれも放っておいてよい病気ではないので、すみやかに病院で治療を受けましょう。
もっとも気をつけたいのが、悪性リンパ腫です。こちらはガンと同じように、早期発見がとても重要です。
しこりが固くて動かない、大きくなる、あるいはほかにも体調不良をともなっているときには、念のために病院で診てもらうとよいでしょう。
また、良性腫瘍でもまれに悪性に変化することがあります。しこりが大きくなってきたときなどは、やはり病院で診てもらいましょう。
Vラインのしこりができないように日常生活から気をつけよう
女性なら、多くの人が経験のあるVラインのしこり。原因次第ではあまり気にする必要もありませんが、やはり見た目のことなどを考えても、できないようにするのが一番です。
しこりができないようにするには、普段の生活から見なおす必要があります。
アテロームや脂肪腫は、できたときの対策と同じように、普段から肌を清潔にしたり、生活リズムを整えることが大切です。きつい下着が原因になることもあるので、そういった点にも気をつけるとよいでしょう。
リンパ節の腫れは、風邪を引かないように予防していれば、それほど起こることはないはずです。生理前にできやすいという人は、タイミングだけでも把握しておけば、それが原因だと分かりやすくなります。
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性感染症については、つねに避妊具などの着用を心がけましょう。
鼠径ヘルニアや変形性骨関節症は、筋肉や軟骨の劣化が原因です。運動をよく行い、骨によい栄養をしっかり取るようにするとよいでしょう。
Vラインのしこりはデリケートな部分だからこそしっかりケアを
いかがだったでしょうか。
自分自身でVラインのしこりに思い当たりがある方は、まずその特徴などから、原因を確かめてみてください。
リンパ節の腫れやアテロームなどであれば問題ありませんが、それ以外の病気の場合、放っておくと悪化して大変なことになる可能性もあります。
病院に行くのは恥ずかしいという気持ちがあるかもしれませんが、気になったら、なるべく早い段階で受診して安心しましょう。